コロナ収束にともなって海外デジタルノマドになりたいという人も増えてきている・・・かもしれません ^^
しかしノマドというライフスタイルを実践する人たちは
- どんな仕事をしてどれくらい稼いでるのか?
- ノマドになると自由に働けるのか?
- 大した経験もない自分でもなれるのか?
正直なところよくわからないと思います ^^;
なのでこの記事で海外デジタルノマドの仕事について、収入や働き方についての選択肢や特徴を俯瞰してまとめてみます ^^/
「ノマドになりたいけどフリーランスはちょっと・・・」という人はほかの選択肢についても書いているので参考にしてみてください ^^
海外デジタルノマドの仕事
海外デジタルノマドとして生きる上での仕事の選択肢や種類について、以下の4つの視点でまとめてみます ^^
- 仕事の種類
- 収入の規模
- 収入の種類
- 働き方
いまとなっては「ノマド=フリーランス」とは限りません。安直な判断をする前に参考・再考してもらえるとうれしいです ^^
仕事の種類
基本的にはオンラインで完結できる仕事ならなんでもOKですが、いくつかやりやすい仕事を考えると
- ブロガー
- ライター
- マーケター
- プログラマー
- エンジニア
- 動画編集者
などをフリーランスとしてやる、ということがよく言われます。こんなことはどこにでも書いてあるので深くは話しません ^^;
こういった職業についてではなく忘れられがちなのが収入の規模と種類、そして働き方という観点です。
必要な収入の規模
では海外デジタルノマドになるにはどれくらい稼げばいいのか?というのはどこでどんな生活をしたいかによります。
例えば
「タイのバンコクで月4万円のコンドミニアムで暮らして飲食はすべて外食で済ませたい」
というのであれば月7万円くらいでいけるでしょう ^^
ですが同じ国で生活する場合でも人によって資産管理のしかたも変わります
例えば
「タイのバンコクで毎月5万円を投資に回しつつ月4万円のコンドミニアムで暮らして飲食はすべて外食で済ませたい」
となれば当然5万円を余分に稼ぐ必要があります ^^;
なので大切なことは
- 滞在先での生活費を調べる
- 資産管理を計画する
- 目標収入を算出する
- 少し余裕を持たせる(緊急時のため)
- 必要な収入がわかるのでそれを目指す
ということになります ^^
ちなみに僕もノマド生活費をつけるようにしているので以下を参考にしてみてください
収入の種類
ノマド界ではあまり議論されていない気がしますが、いくら稼ぐかと同じように大切なのが収入の種類です。
どういうことかというと
- 能動的な収入
- 受動的な収入
を意識するということです。
これらをノマド期間だけでなく人生のなかでどうバランスをとっていくかを考えましょう ^^
能動的な収入
能動的な収入はいわゆる給与所得や事業収入です。自分の時間を使って仕事をして収入を得る形ですね ^^
例えば
- サラリーマンとして働く(年収による固定給)
- アルバイトをする(時間給)
- フリーランスとしてクライアントワークをこなす(時間と労力による収入)
- コンテンツを販売する(時間と労力による収入)
こういった収入源は自分が使った時間や労力に応じて収入を得る「能動的な収入」です。
ブログやアフィリエイトなんかは受動的な収入と言われがちですが、最初に時間をかけてうまくいくまではかなりの時間と労力をかけることになります ^^;
多くのノマドがこのような能動的な収入に頼って生活していますが一長一短です。
強み
- 即金性が高い
- 仕事をすれば確実に収入が入る
- 仕事によってはスキルや経験がなくても収入を得られる
弱み
- 収入を増やすためにはたくさん働くことになる
- 病気や怪我で働けないと収入がなくなる
- 収入が頭打ちになる
こういった特徴から、以下のような「次のステップにつながる種銭を稼ぐ」のに向いています
- 自分に最投資する(スキル・知識など)
- 収入UP(昇格や単価の増加など)
- 受動的な収入源をつくり育てる
受動的な収入
一方で「受動的な収入」は時間や労力をかけずにお金でお金を稼ぐような収入源です ^^
例えば
- 不動産を貸して家賃収入を得る
- 株を保有して配当収入を得る
- 仮想通貨を運用して配当や報酬を得る
- 本を出版して印税を得る
- オンラインコースをつくり販売する
投資関連以外は収入を生むまでに時間と労力がいりますが、うまくいけば受動的な収入源になります ^^
ようは資産(金融資産やコンテンツなど)が収入を生むようになるのが受動的な収入で、これにも強みと弱みがあります
強み
- 時間労働を最小限にできる
- 病気や怪我で働けなくても収入が入る
- 自由な時間に好きなことができる
弱み
- 即金性が低い
- 稼ぐ仕組みをつくる必要がある
- 失敗する可能性が高い
- 初期投資が必要な場合が多い
失敗すると逆に資産が減ったり仕事をしても収入ゼロなこともあるので躊躇する人が多いですが、そういったリスクをとらない限りは受動的な収入源をつくることは難しいです ^^;
歳をとってくると健康や体力、世の中の変化などによって以前ほどうまく収入を得られなくなることが往々にしてあります。
なので(個人的な考えですが)年齢を重ねるごとに受動的な収入の割合を増やしていくことが安心や自由を手に入れるために重要だと思います。
それと同時に総資産額が増えていくように収入と出費のバランスも調整していけば経済的にうまくいく確率は高くなるでしょう ^^
働き方の種類と特徴
続いて海外デジタルノマドの「働き方」についてです。ノマドというとフリーランスを想像する人が多いですが
- 被雇用者(組織に雇用される)
- コントラクター(独立して仕事を請け負う)
- 事業主(独立して事業を営む)
- 投資家(投資する)
というように分類して考えることができます。
それぞれどういった「働き方」の特徴があるのか考えていきましょう ^^/
被雇用者(組織に雇用される)
被雇用者はいわゆるサラリーマンのような企業や組織に雇われている形です。
まだ少ないですが、企業によっては海外でフルリモートで働くことを許可してくれる場合もあります ^^
就業形態としては
- 会社員
- 公務員
がほとんどでしょう。この働き方の負の特徴は
- 会社の決まり事に従う必要がある
- 人間関係を選べない
- 就業時間と場所が決まっている
- (リモートでも)定時出社の必要がある可能性がある
- 好きな仕事ができるとは限らない
ですがその反面
- キャリアを築きやすい
- 人脈をひろげやすい
- 教えてもらうことでスキルアップしやすい
- 大きなプロジェクトに関われる
- チームマネージメントの機会がある
- 安定した予測しやすい収入
- 福利厚生がある
というようにムシできないメリットもあります ^^
例えば僕のオーストラリアでの前職(エンジニア)ではコロナの影響もあり完全リモートワークになりましたが、社内規定の理由から州の外に住んでリモートワークすることはできませんでした(なので同州内にあるゴールドコーストでノマドしてましたが ^^)
なんだかんだ同僚に質問したり教えたりすることでスキルアップしたり、大きなプロジェクトに関われるのは将来的にプラスになりやすいです ^^
なのでもし最初はノマドになれなくても、まずはキャリアに投資してスキルアップしてそれから海外デジタルノマドになる、という方法も大いにアリでしょう ^^
コントラクター(独立して仕事を請け負う)
フリーランスのようなクライアント(仕事を依頼してお金をくれる人)をもって仕事をするタイプはコントラクターです。
- フリーランス
- クライアントをもつ個人事業主
というような形態があてはまります(事業登録するか否か)。職業としては以下のようなものが多いです。
- プログラマー
- 動画編集者
- デジタルマーケター
- 翻訳者
- 講師・メンター
最近では数も増えてきていろんな体験談を聞くことができますが働き方の特徴としては
- 営業や受注のスキルを学べる
- 自分の裁量で仕事を提案できる
- 他のフリーランスやクライアント社員との協働の機会がある
- 場所の自由がある
しかしクライアントワークであることから
- クライアントとの関係維持が大変
- クライアント都合が優先されがち
- 契約が途切れると収入も途切れる
- 時差が問題になる可能性がある
- 納期のプレッシャーが強い
という特徴もあります。
もちろん良いクライアントと良好な関係をつくることができれば労働環境もかなり改善することが期待できます ^^
それにクライアントからのプレッシャーがモチベーションにつながるとか、クライアントから感謝されることがやりがいになる、というような人には良い働き方になると思います ^^
事業主(独立して事業を営む)
事業主は自分でビジネスを所有して自ら運営するもしくは人を雇って運営するかたちです。
フリーランスも個人事業主ですが、ここではクライアントワーク(仕事をもらう)ではなく直接モノやサービスを販売するような形で分類しています ^^
- 個人事業主
- 自営業者
のような形態が多いです ^^ 職種でいうと以下のようなものが当てはまります。
- ブロガー・アフィリエイター
- クリエイター(コンテンツや著作物の販売)
- オンライン物販
- 講演やインフルエンサー(情報の販売)
クライアントの要望に応える、というより消費者やユーザーなどに直接価値を提供することで対価を得るかたちです ^^
そんな事業主としての働き方の特徴は
- 好きに仕事を選べる・つくれる
- 自分の裁量で仕事量を決められる
- 働く時間と場所は自由
- 一緒に働く人を選べる
聞こえが良いですがそれと同時に
- 収入を生むまで時間がかかる
- 失敗すると資産が減る可能性がある
- モチベーションを保つ必要がある
- 初期投資が必要な場合が多い
という問題やリスクもあります ^^;
時差による影響が少ないので海外デジタルノマドとの相性がいいですが、いきなりココから始めるのはハードルが高くなりがちです ^^;
まずは生活費を稼げるようにしてから事業主としての働き方にシフトしていくことができれば幸せになれる気がしますね ^^/
投資家(金融資産を投資する)
投資家にも株・FX・不動産など(もしくは複数)いろいろいますが、基本的には金にモノを言わせて稼ぐパターンです ^^
中でもデジタルノマドに向いているのは
- 株式
- FX
- 債券
- 不動産
- 仮想通貨
あたりです。もちろんこれらを組み合わせてポートフォリオを構築して運用するのが現実的です ^^
投資家としての働き方の特徴は
- 自由な場所と時間で仕事ができる
- 人とのコミュニケーションはゼロか極小で済む
- 仕事量を自分でコントロールできる
- クライアントや顧客を探す必要がない
- 仕事にかかる時間がわりと少ない
このようにノマドとの相性がかなり良い反面
- 初期投資が多く必要になる
- 社会の出来事にキャッチアップする必要がある
- 利益を出せるようになるまで時間がかかる
- 損失リスクが大きくなりがち
という負の側面もあります ^^;
投資と聞くとつい破産とかの極端なことを思い浮かべる人がいますが、投資家の強みの一つはリスクをコントロールできることです ^^
例えば企業が倒産して購入した株式の価値がゼロになったとしても、全財産の0.1%ぶんしか購入していなければ損失は0.1%です ^^
それでいて投資家の働き方は自由度か高いので、リスクをコントロールしつつ実践すれば海外でのノマド生活はかなり実行しやすくなります ^^/
これらの分類はいわゆる4つの収入源にもとづく「Quadrant」に似たような分類です(ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん・貧乏父さん」で提唱されているもの)。
この記事では収入源という視点だけでなく働き方の違いと特徴にも注目した分類をしてみました ^^ とくにクライアントワークかどうかに重点をおいてます ^^
海外デジタルノマドとして仕事をするためのステップ
海外デジタルノマドになれるような仕事・収入・働き方について俯瞰できたと思います。
では実際にどうやって実現するのかというと、4つの分類によってやることは違いますが本質的には同じ過程を経ることになるでしょう。
コントラクター
- 経験を積む(仕事を受注する)
- ノマドとして仕事をこなす
- 仕事を安定化させる
被雇用者
- 経験を積む(就職する)
- リモートで就職する
- リモートワークを安定化させる
事業主
- ビジネスを始める
- 実践しながら学び改善する
- ビジネスを安定化させる
投資家
- 投資の種類と特徴を学ぶ
- 投資を実践しながら学び改善する
- 資産計画とリスクのバランスをとる
- 投資での収入を安定化させる
僕の場合には「被雇用者→投資家→事業主」というようにシフト・割合の変化をしてきました ^^
自分の目指すノマドスタイルに合わせて行動していきましょう ^^/
まとめ
今回は海外デジタルノマドになるための仕事や働き方について記事にまとめました ^^
安直にノマド=フリーランスと考える前に俯瞰的にその他の選択肢や強みと弱みについて整理できたのではないかと思います ^^
ちなみに僕自身はというと現状は投資(DeFi)の運用収益で100%生活費をまかなっており、近いうちに収入が安定し始めた(黒字化し始めた ^^;)事業からの収入で生活費をカバーできるようにしていく予定です ^^
このやり方はオススメはしません ^^; が、興味がある人は以下の記事も読んでみてね ^^
- DeFiで金利収入を得られる仕組みを理解して運用戦略をつくる方法
- DeFi運用レポート - 2022年4月
- DeFiイールドファーミングの仕組みを理解して資産を高利回り運用する
- Terra・Anchorで月1万円のマネープリンターをつくる
将来的には受動収入で生活費の100%を賄えるようにすれば怖いモノなしです(もちろんそれに加えて総資産を増やせるようにすることも大事)^^ 海外ノマドの強みは生活費を下げることでそれを実現しやすくすることなので資産管理も考えつつノマド計画をたててみましょう ^^/
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