DeFiで金利収入を得られる仕組みを理解して運用戦略をつくる方法

Sunday, February 20, 2022

DeFiではトレードだけでなく金利による持続的な収入を得ることができます ^^

ですが新しい分野なので

  • どうして金利がもらえるのか
  • どれくらいもらえるのか
  • どういう運用方法があるのか
  • どんなことに気を付けるべきか

という漠然とした疑問が浮かんできます ^^;

この記事ではなるべくシンプルにDeFiで金利収入をもらう仕組みなどについて解説して、どんな運用方針を考えていけばいいのかを書いていきます ^^/

DeFiの仕組みと特徴

Decentralized Finance (DeFi)はブロックチェーンとスマートコントラクトを使うことで銀行などの中間管理者を置かないため、従来の金融とは違う特徴をもっています。

利用者から見たDeFiの特徴は

  • 場所の自由
  • 時間の自由
  • 少ない資本で始められる
  • 高い金利

などの利点があります ^^ しかしそれと同時に

  • 自分で学ぶ必要がある
  • 詐欺やハッキングがよく起きる
  • 損失に対する補償がない
  • 法規制が未知

というような側面もあります ^^; 自由がある代わりに自分の責任が大きくなる感じですね ^^

DeFiはこれらの特徴がある金融システムで、仮想通貨をお金としてトレード・送受金・貸し借りなどをすることができます ^^

参考:

DeFiで金利収入を得る方法

DeFiでは仮想通貨の売買によるキャピタルゲインを狙うこともできますが、それ以外にも仮想通貨を預金のような形で運用して金利収入を得る方法もあります。

ある程度の仕組みややり方を知る必要がありますが、運用にはほとんど時間がかからないので僕は受動的収入(株の配当や家賃収入など)と位置付けています ^^

つまりDeFiの金利が新しい収入源になるということです ^^/

DeFiで金利を得るにはいくつかの方法があります

  • 仮想通貨をレンディング(貸す)
  • 仮想通貨をステーキングする
  • 2つ以上の仮想通貨をセットにしてイールドファーミングする
  • 仮想通貨をボロウィング(借りて)上の方法で運用する

それぞれもう少し詳しく見ていきましょう ^^

実際にどうやってDeFi投資や運用をするのかは参考記事をチェックしてください ^^

レンディング (Lending)

銀行の預金と同じことをDeFiでやります。どういうからくりなのかというと、

  • ブロックチェーンとスマートコントラクトが従来の銀行と業務を代行しMoney Marketを運用する
  • このMoney Marketに仮想通貨を預ける(Lending)
  • 預けた仮想通貨をほかの人が借りる (Borrowing)
  • 借りた人が利子をつけて返金する
  • 利子の一部を貸した人に金利として還元する
Money Marketの例 (AAVE)

Money Marketの例 (AAVE)

レンディングする人は仮想通貨をChromeなどのブラウザーを使って自分のウォレットから預けるだけです ^^

あとは仮想通貨を預けたままにしておけば金利が一定の間隔で支払われて収入となります ^^/

レンディングの仕組み

レンディングの仕組み

銀行の預金と同じような仕組みですが金利は年率で1~30%くらいのものがあります。

参考:DeFiレンディングでレバレッジ型預金=高金利インカムゲイン

ステーキング (Staking)

DeFiでは仮想通貨をロックして保持すること(ステーキング)でも金利収入を得ることができます。

  • 仮想通貨をウォレットに入れる
  • ステーキング (Staking)する
  • ステーキング報酬が金利として支払われる

ステーキングはウェブ上で何度かクリックしてスマートコントラクトを承認するだけでできます ^^

感覚としてはレンディングと同じですが、他の人に仮想通貨を貸し出しているわけではありません。

Binanceを通したステーキングの仕組み

Binanceを通したステーキングの仕組み

なぜ金利がもらえるのかというと

  • ブロックチェーンはより多くの人に仮想通貨を保持されることでより堅牢で強固なシステムになる
  • より多くの人が仮想通貨を売らずにキープしてくれるためにステーキング報酬を与える

という理由があるからです ^^ ちなみにDeFiでなくとも仮想通貨取引所を通してステーキングすることも可能になってます ^^

参考:Binanceの定期・DeFiステーキングで稼ぐ方法

ステークホールダー (Stakeholder)という言葉がありますがまさにこれですね(ステークすればするほど報酬がもらえる) ^^

イールドファーミング (Yield Farming)

イールドファーミングは複数の仮想通貨をペアにしてDeFiに預けることで金利をもらう方法です ^^

DeFiが有名になった火付け役とも言われていますが、そのからくりは

  • (例えば)BTCとETHをセットで預ける
  • 預けた仮想通貨をほかのユーザーがトレードや貸し借りに使う
  • ほかのユーザーはトレードの手数料や貸し借りの利息を支払う
  • 一部が預けた人に報酬として支払われる
イールドファーミングの例 (PancakeSwap)

イールドファーミングの例 (PancakeSwap)

レンディングにも似ていますが、複数の仮想通貨をペアにすることによって流動性を増やす(市場に出回らせる)ことで、DeFiをより便利に使いやすくすることができます。

なのでそれに貢献してくれる人を集めるために高い報酬を支払っているわけです ^^/

イールドファーミングの仕組み

イールドファーミングの仕組み

この特徴から、すでに多くの資金が預けられたプラットフォームでは金利が低く、新しく作られたばかりのプラットフォームでは金利が高くなります ^^

参考:DeFiイールドファーミングの仕組みを理解して資産を高利回り運用する

ボロウィング&運用 (Borrow & Invest)

あまり紹介されていることがないですが、もう1つの方法が仮想通貨を借りて(Borrowing)運用するやり方です。

レンディングで「ほかのユーザーが仮想通貨を借りる」と言いましたが、僕らも貸すだけでなく借りることもできます ^^

たとえば

  • Money Marketで仮想通貨を預ける (Lending)
  • 預けた仮想通貨を担保にする (Collateralization)
  • 担保より少ない金額を仮想通貨で借りる (Borrowing)
  • 借りた仮想通貨をステーキングする (Staking)
  • 貸した仮想通貨の金利をもらう
  • 借りた仮想通貨の利息を払う
  • ステーキング報酬をもらう

ということが可能になります ^^

この場合には「金利 - 利息 + 報酬」がプラスになるように、かつ金利だけもらうよりも高くなる場合にはいい運用方法になります ^^/

今のところDeFiではクレジットがないため、借りるためには担保(証拠金)を預ける必要があります ^^;

それでもさまざまな運用方法の組み合わせが可能になるため、実践する価値は十分にあります ^^

レンディングとボロウィングによる運用例

レンディングとボロウィングによる運用例

参考:

こうした戦略をポートフォリオとして構築&運用することで、DeFi金利の収入源をつくることができます ^^

DeFiで金利収入を得るときに考えるべきこと

DeFiはお金を預けておくだけで高い金利を得られる・・・のは本当ですが、もちろんその分リスクや見えないコストもあります ^^;

  • 損失リスク
  • 時間コスト
  • 税金

DeFi界隈ではハッキングのリスクなどはよく語られていますが時間的なコストや税金についてはあまり語られてないです ^^;

そして何よりも自分が達成したい目標をもっていないと無計画に欲望のままに投資をして泥沼にハマってしまうかもしれません ^^;

なのでDeFiを使う目的や、目標を達成するために考えるべきことについて書いていこうと思います ^^/

目的はなにか

DeFiで資産運用したいという人は十中八九資産を増やそうとか収入を増やそうとしているのだと思います。

たとえば

  • トレードによって総資産を増やしたい
  • 金利収入を再投資して総資産を増やしたい
  • 金利収入で生活費の一部もしくはすべてをカバーしたい

というような目的があるかと思います。

DeFiでの金利は高いとはいえ、価格上昇による増加ほど速くリッチになるのは難しいです ^^;

時間がかかるし急激に資産が増えることは難しくても、ある程度は持続的に予期できる収入をつくれるのが強みです ^^

目的によってそもそもDeFiを使うべきなのか、取引所でトレードだけやるべきなのか、などが変わってくると思うので一度考えてみるのが良いかと思います ^^/

目標はどれくらいか

個人的には一億円もいらないだろ、と思うのですが目標をもつのはいいことだと思います ^^

  • 資産を2倍にしたい
  • 毎月2万円の金利を生活費にあてたい
  • 毎月10万円の金利だけで生活したい

などいろんな目標が考えられます ^^

目標に応じていくら運用すべきかやどれくらいのリスクを負うかなどのバランスをとらないと、リスクのとりすぎで自滅したりリサーチに毎日5時間かけるなど本末転倒になりかねません ^^;

目標 vs 原資・金利・時間・リスク

これらのバランスをとって目標を達成できる運用方法を築いていくのがいいのかと思います ^^/

僕のケース (DeFi x 海外ノマド)

ちなみに僕のケースですが

  • 今すぐに海外ノマド生活したい
  • なるべく安い国から始めたい
  • 東南アジアに決定
  • 総資産を減らさずに生活したい
  • 生活費は月7万円くらいでなんとかなりそう
  • DeFiの金利収入で少なくとも毎月7万円を得るのが目標
  • 原資300万円 x 年利30% = 年90万円 = 月7.5万円
  • 許容できるリスクで年利30%を達成するためのDeFiポートフォリオと戦略を実行する
  • なるべく短時間でリサーチと戦略の調整を続けて目標を達成し続ける

という感じになります。個人的にDeFiと仮想通貨は海外ノマドとの相性がかなり良いと感じていて

  • どの国・地域にいても運用できる
  • 送金が安くて早い
  • タイムゾーンの影響がない
  • 生活費を下げれば原資・金利・リスクを下げても目標達成できる

という性質も相まってこれはやらない理由がないな、と思った次第です ^^

もちろんDeFiに資産の大半を突っ込むようなことはしませんし、長期的な考えや総資産を増やすための活動などにも手を出しています(ビジネスやトレード用の資金と分けて運用など)。

原資をすべて失っても破産しないし、必要であれば良い仕事を見つける自信もあるという状態なので、そういったバックアップがあってこそできる方法だと思っています ^^

こういった運用方針と目標をもったうえで、僕が実際にやっている運用や月々の運用結果などを随時ブログ記事にしているので参考までにどうぞ ^^/

DeFi運用例:

月々の運用成績:

まとめ

今回はDeFiの金利で収入を得る仕組みとやり方に加えて、運用方針について書きました ^^

DeFiは高い金利で投資家を釣る新たなポンジスキーム (Ponzi Scheme)とも言われています ^^;

個人的にはDeFiプロジェクトがテクノロジーや金融のイノベーションを目的としているであれば「ホワイトポンジ」騙して稼いで夜逃げするのであれば「ブラックポンジ」なのかと思います ^^;

どのみちポンジですが少なくともブラックポンジで資産運用しないように気をつけたいところです ^^

これからDeFiを始めてみたいという人は

などたくさんの疑問が湧いてくると思うので、僕のブログでも一助になれたら幸いです ^^


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