野菜嫌いに対する考えと固定観念を変えるとき|克服しなくていい

Saturday, October 9, 2021

野菜嫌いをなんとかしたいというのは本人だけでなく親でも思うところです。

しかし野菜信仰がいきすぎると危険な考えや固定観念が生まれてきます。

  • 野菜嫌いは克服しないといけない
  • 頑張って食べ続ければ食べられるようになる
  • 野菜嫌いはただのわがまま

こんなことを子供に言ったり野菜嫌いの人に対して言ってませんか?僕は何百回と言われてきました(誇張)

本当に必要なのは野菜を食べられるようになることではなくバランスよく栄養をとることのはず。

野菜が食べられる人には野菜を食べられない人の気持ちがわかるはずもないのでこういったことが言われているんだと思います。

今回の記事ではこのような固定観念に挑戦しつつ、野菜嫌いな人と平和的に健康になるための解決方法を模索していきたいと思います。

理想

最初に言っておきますが僕はじゃがいもとレタスくらいしか食べられません。

しかし野菜を食べられるようになりたいと思ってます。だってそのほうがいろんな料理を食べられるし、サラダバーも利用できるし、何より人につくってもらったものを残さずに済むからです。

なんでも食べられるのが理想です。歳をとるにつれて確かに食べられるようになりつつあるのを感じていますが、残念ながらなんでも食べられるようになるまであと300年くらいかかりそうです。

野菜嫌いに対する考え方

とくに野菜が好きとか食べられる人からすると言いたいことはたくさんあるでしょう。

  • 野菜を食べないと健康になれない
  • 野菜が嫌いでもがんばって食べればそのうち好きになる
  • おいしい野菜なら食べられるはず
  • 大人になれば食べられるようになる
  • 野菜嫌いはただのわがまま

う〜んどれも実際に言われたことあります ^^; 親・教師・友人・初対面の人・店員とか。

こうした考え方はわりと一般的で当たってる部分もあるかと思います。

ですがこれらに対して極度の野菜嫌いである僕の率直な意見を書きたいと思います。

野菜を食べないと健康になれない

世の中には野菜を一切食べなかったり、極度の偏食でも健康を保っている人がいるようです。

Newseeさんの記事で偏食家の有名人について紹介されてますね。

スポーツ選手までいるから驚きです。

まあ健康なのか病気になっても公言してないだけなのかは定かではありませんが。

僕自身はクローン病になりましたが原因がはっきりとしていない病気でストレスが主な原因と言われてます。

医者に「野菜まったく食べないんですけど。」と言っても「いや、栄養失調ではないからストレスの可能性が高い。」と診断されました ^^;

でも食物繊維をたくさんとるようにしてから(もちろん野菜以外で)ほぼ治ってるのでやっぱり栄養素が問題かなと思います。

なので野菜嫌いで食べられないからって健康になれないことはないし、大事なのは栄養バランスでしょう。

野菜が嫌いでもがんばって食べればそのうち好きになる

実体験になりますがかなりの苦痛と困難を極めます ^^;

しかも料理の手間やもう少し大人になるまで待ってからとなかなか手間と時間がかかります。

運が良ければ食べられるようになるかもしれませんがその野菜を「好き」になることはないと思います。

食べられるようになればそれでいいのかもしれませんが、野菜嫌いの人は健康のためだけにいちいちまずいものを食べるような人ではないことも多いです。

なのでがんばって嫌いな野菜を食べようとして過大なストレスを感じたり、吐いてトラウマになったりするのは得策じゃないと思います。

そんなことをするより、美味くて野菜と同じような栄養素をとれるものを探してそれを食べればいいのです。

おいしい野菜なら食べられるはず

「本当においしい新鮮な野菜を食べたことがないから野菜が嫌いなんだよ。」

何回も言われましたよ ^^;

で新鮮でおいしいとされる野菜を食べるとやっぱりまずいんですよ。

そりゃあ野菜の味が嫌いなのにその味がさらに極まってるんだからそうなりますよ。

よく「野菜は苦くて嫌い」っていいますけど実際には「野菜のまずみ」が嫌いなんだと思います。

ただ美味く表現する言葉がないから苦味って言ってるんですよ・・・

味が原因だとしたらその味を消し去るくらいしか解決策はないと思います。

野菜食べてる人もやってますよね。ドレッシングかけたり、鍋で煮込んだり、カレーにしたり。

サラダは野菜じゃなくてドレッシングが美味いだけですから。(まあそれでも繊細な味覚をもってる野菜嫌いには無理ですが。食感もあいまってキツい)

というわけでおいしい野菜はよけいに野菜のまずみを感じるので難しいです ^^;

大人になれば食べられるようになる

これはある程度当たってると思います。ただしどれくらい老ければいいのかは人によりけり。

早い人は高校生とか大学生にはもう野菜嫌いを克服できた、なんて人もいます。

運がいいですね。羨ましい限り ^^

これは成長してさらに老化によって味覚が変化していき、野菜のまずみに耐えられるようになったということでしょう。

僕も子供の頃はコーヒー飲めませんでした。でも20代後半くらいからはブラックで飲めるようになりました(舌が老いた ^^;)

しかしいまだに野菜はほぼ全部食べられません。食べられるようになったのはレタスくらいです。あとは薄さ1mmくらいの小さい玉ねぎとかにんじんを肉と一緒に食べるとか。

運が悪いとこんな感じで大人になってからも一向に食べられるようにはなりません。

ですが嫌いなものをムリに克服しよう、という安直で短絡的で虐待的な方法ではないのがいいと思います。

食べられるようになったら食べる。そうならなくても健康でいるために野菜以外で自分hが美味しいと思うもので栄養をとる。

野菜嫌いはただのわがまま

一番嫌いな考え方ですね(笑)

いかにも我慢することが美徳とか思ってそうな感じです。

そもそも人間はわがままなんだから自分を取り繕って嫌なことでも我慢するべきなんて何のために生きてんですか ^^;

というかムリして野菜食べたら胃の中のもの全部吐くんですから。できないものはできないのです。

野菜食べられる人には理解できないでしょうし、理解しなくていいですけどね。

僕はコリアンダー大好きだけどそれを嫌いな人に食べさせようとはしません。

というかコリアンダーは食べられなくてもわがままって言われないけどピーマンとかブロッコリーとか一般的な野菜については言われる気がする。

日本で一般的に食べられている野菜については食べられないとわがまま。それ以外のもの(スピナッチとかビートルートとか)だと食べられなくてもしょうがないとか別にいいんじゃないってなる気がする。

つまり社会で一般的に食べられているものについては食べられないとダメ。それ以外はシラン。

僕の意見としては個人の好き嫌いをベースにしてそこからどう栄養をとっていくかを考えるべきだと思いますがね。

野菜嫌いは克服しなくていい

野菜を食べないと不健康になるから「じゃあ野菜嫌いをどう克服するか」というのが一般的に考えることです。

「〜は悪いことだから治(直)さないといけない」みたいな感覚。

ですが僕の場合には

  • 野菜はそのうち食えるようになるかもしれない
  • それまではほかの(美味い)食べ物で栄養をとる

というアプローチをとったほうがいいと思っています。

なぜなら

  • ムリやり食べても食べられるようにはならない
  • ストレスや罪悪感を生む
  • 食べられるようになるまで数十年かかることがある
  • 野菜以外でも栄養豊富な食材がたくさんある

という理由があるからです(身をもって経験してます)。もちろん個人差はありますが。

ムリやり克服しようとしてできたなら結果オーライかもしれません。

でもムリそうな場合にはどうするかが論点です。

僕の考えとアプローチは

  • 野菜を食べられるようになりたいし、そうなるのが理想
  • 無理に食べさせるとトラウマになるし、そのうち食べられるようになるかもしれない
  • 野菜を食べないことによって不足する栄養素は何かを知る
  • 野菜以外で栄養素をとればいい
  • 日本の社会で一般的な食べ物以外にも目を向ける

「健康にいいから」とか「栄養がたくさんあるから」といった理由は野菜嫌いには響きません。

僕らのようなクセのある人間は「美味いから食う」のです。

なら美味くて栄養のあるものを探して食べればいい。

ただ、「美味くて不足する栄養素をとれる食べ物がある」という事実を知らない人が多いです(僕も全然知りませんでしたが)。

それもそうでしょう。健康オタクとか海外の食べ物好きとかでないかぎり新しい食べ物なんて調べないですからね。

中東・南米・東南アジア・地中海とかの食べ物を自分から調べて料理したり食べに行ったりします?僕も海外で暮らしていなかったらこんな地域の料理は気にもしなかったと思います。

野菜嫌いみたいなある意味健康を捨てた人たちは面倒くさがってしない人が多いです。

あと美味いものだけ食べてるからそれで十分だと思ってたりします。

日本に住んでると海外の料理にはなかなかありつけません。東京は世界の料理が楽しめる美食都市とかいってる人がいますがまさに井の中の蛙。

最近になってやっとケバブ屋がでてきたくらいです。

東京ですらこの程度ですからそりゃあ「野菜を食べなきゃダメ」とか「代わりにできる食べ物はない」と思い込んでしまうわけです。

食の探求と実験

野菜嫌いが好きな食べ物のレパートリーを増やしつつ、ついでに健康になるためにすること、それは美味しくてかつ野菜に多く含まれる栄養素をとれる食べ物や料理を探すことです。

結局のところ食の好き嫌いは千差万別であり、自分で食べてみないと何が好きで何が嫌いかはわかりません。

その上何を食べて何を食べなくても健康でいられるのかさえ個人差があります。

なので食べ物を探すことと実際に食べてみて体調を観察する実験を繰り返していくことが重要だと考えます。

とくに以下のような食べ物は意外と美味いものもあって野菜なんかよりも栄養豊富です。

Nuts
ナッツ類
Beans
豆類
Grain
穀物
Seeds
種子類
Fruits
フルーツ

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野菜嫌いはすでに人生で損してます。

野菜が好きならサラダバーとかドレッシングとか付け合わせとかお通しとか色んなものを楽しめたはずです。

だからこそ損してる分を取り返すためにももっと美味いものがないか探してみようではありませんか ^^

「日本で有名になったから食べてみる」とか「SNSで見かけたから食べてみる」といった受け身でなく、自分から探してみようではありませんか ^^

海外の料理、とくに中国とか欧米以外の料理や食べ物はまだ全然知られてません。が、そう言った地域の人たちは結構美味いもの食ってますよ ^^/

我々もいただこうではありませんか。美味くて栄養があるものを。そして野菜のことは一旦忘れましょう ^^;

僕はこのブログでいろんなものを紹介していくので自分でも試してみて欲しいです。

野菜嫌いのような人は独特の好き嫌いがあるから自分で実験してみるしかありません。

人に言われてやるのは気が進まないと思いますが、少なくとも僕自身が肉食の野菜嫌い偏食家なので野菜好きの人に言われるよりは信用できるかもしれません ^^;

美味いものを食べつつちゃっかり健康になっていきましょう ^^/

まとめ

野菜嫌いの人の気持ちはなかなか理解されないものです。

まあ理解されなくていいんですけどね ^^;

今回はよくある野菜嫌いに対する考えや固定観念について僕の意見を書かせていただきました。

そして結論としては「野菜開いは克服しなくていい」ということです。

それよりも野菜以外の美味いもので栄養をとろう、ということです。

野菜嫌いの僕が美味くてビタミン・ミネラル・食物繊維などの不足しやすい栄養をたくさんとれるものを紹介していくので野菜嫌いの人の参考になれば嬉しい限りです ^^


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