野菜が嫌いな原因を30年野菜嫌いな人が解説します

Monday, October 4, 2021

野菜が嫌いな子供に困ってる人も多いと思いますが、大人になっても嫌いなままの人もいます(私のように)。

僕は小学生の時に野菜が嫌いになり、かれこれ30年くらい経ちます。そしていまだにほぼ全部食べられません。

そんな僕が野菜が嫌いな原因について物申させていただきます。

本心で書きますが表現や言葉遣いが少々過激になるので気分を害しやすい人はご注意ください ^^;

野菜が嫌いな原因

こう言うのもなんですが野菜が嫌いな原因なんてみんなわかってると思います。

  • 味が嫌い
  • 食感がダメ
  • においがムリ

本当に野菜が好きと言う人は少数派だと思います。

大体は「別においしいとは思わないけど健康のために食べる」といったところです。

そう言うと「そんなことない。本当に美味しい野菜を知らないだけ。」とか言われるんですが、まあここでは一旦置いておきます。

それよりも野菜嫌いになる原因について、子供の頃からもう30年ほど野菜嫌いなままの僕の率直な考えを書いていきます。

味が嫌い

「苦いから」と巷ではよく言われます。当事者からすれば何もわかってないな、と。シンプルに「まずさ」が一番の原因でしょう。

「うまみ」という味覚がありますが野菜には「まずみ」のようなマイナスのうまみがあります。

「苦い」と「まずい」はまったくの別物。例えばブラックコーヒーを飲んでも「うわ苦っ。無理。」で終わりですが、野菜だと「ウッ」と嘔吐しそうになります。口からだすだけでなく胃の中のものすべて出させるのがまずみかなと思います(もちろん野菜以外でも起こりえます)

この味のせいで不快に感じたり吐き気をもよおすことが多いです。

個人によって違うと思いますが、僕のケースでは例えば

Radish
大根
Eggplant
ナス
Spinach
ほうれん草
Cucumber
きゅうり
Chinese Cabbage
白菜
Broccoli
ブロッコリー

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とかですね。正直そのへんに生えてる草の方が食える気がします。

とくにほうれん草についてはまさに「苦い」経験があります ^^;

「まずみ」は野菜を食べれる人でも感じとってはいると思うのですが、おそらく程度の違いがあるでしょう。

野菜嫌いな人はこの「まずみ」を感じとりやすかったり吐き気をもよおすまで「まずみ」に耐える力が弱い、というのが僕の見解です。

そのせいで口に入れた瞬間に胃の中のものすべて吐き出すような反応が起こるのです。

よく「素材の味を生かした料理」とか「新鮮な野菜はおいしい」とかありますが、僕からすると「まずみ」が強いので逆においしくないですね。基本的に野菜は無味であるほど食べやすい、というのが僕の見解です。

食感がダメ

食感がダメで噛んでいると気持ち悪くなってくる、というのも野菜嫌いの大きな原因の1つです。

例えば

Celery
セロリ
Capsicum
ピーマン
Bean sprout
もやし

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このあたりがなかなかニクい食感をしてます。

頑張って擬音で表現すると「シャキシャキ・バリバリ・もさもさ・もぞもぞ・ぼろぼろ・ぐじゅぐじゅ」という感じでしょうか。

こういった食感を感じとるとまた脳がしゃしゃり出てくるんですよ。「吐き出せ」と。

もう完全に好みの問題だと思いますがダメな食感を克服するのはけっこう大変です。

一番効果的なのは食感を感じなくなるくらいに細かく・薄くすることでしょうか。

例えば人参とかはピーラーで切った薄さなら10gくらいはいけます(肉と一緒に食べれば)。

ほかにもキャベツは1mmくらいの千切りならいくらかいけます(トンカツと一緒に食べれば)。

でも準備が大変だしやはり一度食感の不快感を覚えてしまうと再挑戦するには勇気が入ります。

やっかいなことに味とのコンビネーションで余計に食べられなくなるパターンが多いとも思います ^^;

においがムリ

続きまして野菜の匂いが苦手だ、というのも原因の1つかと思います。

あるとすれば

Perilla
紫蘇
Coriander
コリアンダー
Chive
ニラ

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とかが割と有名ですかね。僕はコリアンダー大好きですが ^^

においは野菜嫌いに限らず誰でも好き嫌いがあると思います。

ひどいものだと本当に吐き気を催すようなものまで。

野菜嫌いは野菜の匂いを嗅ぐことでそうした気分になってしまう、というわけです。

僕のケースだとにおいが原因で食べられない、というのは多くはないですが、大根・ほうれん草・きゅうりとかがダメですね。

これらの匂いが味噌汁とか鍋とかからするともうムリですね ^^;

ですが僕個人的にはにおいがダメで食べられないという理由は、どちらかというと後付けな気がします。

が、1度ダメだと思ったらやはり食べるのは困難になるのでにおいが原因の1つということもあるでしょう。

嫌いな野菜の匂いを覚えてしまって、その匂いを感じると食べたくなくなる、というのが適した表現かと思います。

大人になっても野菜が嫌いな原因

ここまでの理由は野菜自体に対する文句みたいなものですが、食べる側の人間が原因じゃないのか?

ということで野菜そのものではなくその人本人が原因であるパターンも考えてみます。

  • 味覚がまだ若い
  • トラウマになっている
  • 本人の性格がひねくれてる
  • 食べられるけどまだ気づいていない

では1つずつみていきます ^^

味覚がまだ若い

人によって体毛が生えてくるタイミングとか年齢とか違うじゃないですか。

メカニズムは違うでしょうがそれと似たようなものだと思います。実際に研究されていて、年齢とともに味覚が変化して苦味や酸味に耐えられるようになるとのことです。

よく「野菜が食べられないなんて舌が子供なんだね」とか馬鹿にしたように言われたことがあります。

それは「まだ毛が生えてないなんて体が子供なんだね」と言っているようなもんです。

僕は全く悪いことだと思わないし、こういうことを言ってくるヤツはむしろ「もう舌が老いぼれてしまってかわいそう」とすら思います。

まあどう思うかは置いといて、現に大人になったら食べられるようになる人も多いです。

僕自身も変化のスピードがかなり遅いですが着実に味覚が老いてきてビール・コーヒー・レタスなどを飲んだり食べたりできるようになりました。

ただこのペースだと野菜全般を食べられるようになるまであと300年くらいかかりそうです ^^;

なので味覚が若いと言うことが原因で子供が野菜が苦手なのは自然なことだし、大人になっても苦手な人がいるのも不思議ではないですね。

トラウマになっている

まあ本人が原因というか誰かにトラウマを植え付けられた感じですかね。

「親に泣きながら無理矢理野菜を食べさせられた」なんてよくある話です。

僕もありますね。親と教師にやられました。どちらも胃の中のものすべて吐きました。ありがとうございました ^^;

それで親を泣かせてしまいました。本当にすみませんでした。

個人的にはトラウマと呼ぶほどではないですが嫌な経験です。

「野菜嫌いはただのわがまま」とか思ってるヤツには一生理解できないでしょうね。

嫌いな野菜を食べようとすると、その時に感じるような吐き気はいまだに感じるので絶対にムリして食べようとはしません。

人によってはトラウマになったりして挑戦することすらできないこともあります。

なのでこういった恐ろしい体験が原因となってそれ以降野菜が嫌いになるというのはあるあるかと思います。

本人の性格がひねくれてる

自分で言うのもなんですが本人の性格がひねくれている場合も野菜嫌いでいる原因となり得ると思います。

  • 「俺はもう諦めた。好きなものだけ食って生きていく。」
  • 「嫌いな野菜を食って長生きするくらいなら好きなものだけ食って早く死にたい。」
  • 「野菜がおいしいとか言うやつは信用できない。俺はだまされない。」
  • 「頑張れば食べられるようになる。頑張ってまで食べたくない。」

はい、全部自分が言ったことです ^^;

今までにもいろんな人との問答がありましたが、こうして自分の意見を何度も言っていくとだんだん引けなくなってくるんですよね。

そしてあるとき野菜を食べてみて「あれっ?イケるかも?」と思っても「いやそんなはずはない。不味いはずだ。」となるかもです。

ようは本当はまずくなくてもまずいと言いたくなってくる。という感じです。

彼らの言い分が正しかったなんて悔しいじゃないですか(笑)ひねくれてますね〜。損するタイプですよ本当に。

でも悔しいから自分から食べようとはしないんですよね〜。だからこんな性格が原因で野菜が嫌いなままということもあります。

こういう人はもし食べられるようになっても「野菜は不味い」と言いながらこっそり食べましょう ^^/

食べられるけどまだ気づいていない

最後は食わず嫌いタイプです。

野菜嫌いな人には「食わず嫌いな野菜」と「たまに挑戦するけど嫌いな野菜」があると思います。

食わず嫌いな野菜は「食べられるわけがないと思う野菜」とか「トラウマになってる野菜」ですかね。

たまに挑戦する野菜は「ある条件下ではいけそうな気がしなくもない野菜」といったところでしょうか。

例えば僕の場合には

  • 食わず嫌い:きゅうり・ほうれん草・大根・ピーマン・かぼちゃ・ナス・ブロッコリー・かぶ・アスパラガス・蓮根・ごぼうなどなど
  • いけそう:玉ねぎ・人参・キャベツ・ねぎ・トマト

野菜にもグレードがあっていけそうな野菜が少しづつ増えてきて挑戦権を得る、そして試してみる、と言う流れになるかと思います。

でいつの間にか食べられるようになっていた、ということがあります。つまり「もう食べられるようになってたんだけど気づいてないだけだった」というオチです。

食わず嫌いだとこのいけそうと思える野菜がなかなか増えないので克服にはかなり時間がかかりそうですが。

そもそも食わず嫌いだと試さないのでなかなか野菜嫌いが治らないのは自明ですね。

野菜嫌いへの対策

野菜なし生活|美味いもので代用して好きなものだけ食っていこうで書いたように、野菜を食べないことで不足する必須の栄養をとれればOKかと思います。

ムリに野菜を克服しようとしないで味覚が老化するのを待ちつつ、その間は別の食べ物で栄養を補う。そして気が向いた時に野菜を食べてみる。

ある意味では延命措置ですが「いいから野菜食え」よりは現実的で食と栄養に関して考えるきっかけにもなると思います ^^

野菜嫌いに不足する栄養素と代用できそうな食べ物|野菜なしで生きるの記事で具体的に野菜以外だとどんな食べ物が良さそうなのかまとめています ^^

まとめ

以上、野菜が嫌いな原因について野菜嫌いな当人の意見もふんだんに含めて解説しました。

野菜嫌いな人には共感する部分がいくつかあったのではないかと思います。

野菜が好きな人や野菜を食べられる人からすれば言いたいことがたくさんあるでしょう。ですが僕もそういう人に言いたいことがたくさんあります。

あと大切なことなので言いますが、「野菜嫌いを克服しよう」な〜んてことはこのブログでは言いません。そもそも僕もまだ克服してませんから。

そうではなく「野菜以外で美味いと思うメシを食って栄養をとる」ということを書いていきます。

知らないだけで美味くて野菜の代わりになりそうな食べ物ってあるんですよ ^^


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