Aurora Networkのためのウォレット準備と入金のしかた(Near Protocol)

Friday, January 28, 2022

少し前になってしまいますがDeFi運用でのポジションを変更して、Aurora Networkに資金の一部を移しました。

主な理由としてはNear Protocolの盛り上がりとTerraform Labs(Terraの開発チーム)によるインセンティブが与えられることが決まっていたからです。

今回の記事では

  • Aurora Networkの紹介
  • Auroraウォレットへの入金方法

について解説していこうと思います ^^

Auroraとは

Auroraホーム

Auroraホーム

「Aurora」は2021年5月ころに「Near Protocol」上に構築されたブロックチェーンネットワークです。

特徴としてはNear Protocolというレイヤー1のブロックチェーンに属しておりスケーラブルであること、そしてイーサリアムEVMなので拡張性が高いと公式が謳っております。あとETHが基軸通貨で、ガス代もETHで払うようになっています。

Aurora provides Ethereum compatibility, NEAR Protocol scalability, and industry-first user experience through free transactions.

いつものスケーラビリティと拡張性ですね ^^

Near Protocolはレイヤー1でEthereumのフォークではないので、このAuroraがその2つを繋いでくれる、といった感じになります。

特段すごいという感じではないですが、Near Protocolに期待している人なんかはAuroraも考慮してみる価値ありだと思います。

Economics

仕組み的にはNear Protocolが元になっているため、DPoS (Delegated Proof of Stake)を採用しており特定のValidatorがトランザクションの承認をします。

公式のブログ記事によると、通常のProof of Stakeとは違いAuroraのようなレイヤー2でも基軸通貨をステーキングすることでValidatorsがレイヤー1からの報酬をもらえるとのことです。

これは「Stake Farming」と呼ばれていて、これがインセンティブとなってより多くのネットワーク参加者を獲得しNearとAuroraの発展を加速させる、とのことです(このPoSの仕組みを「Proof of Stake 2.0」なんて言っているようです ^^)

ガス代

Near/Auroraではウォレットつくりたてのころはガス代がかからないようになっています ^^

Auroraでは「ETH」でのガス代の支払いがおこなわれるので、いくつかもっておくといいかもしれません。

いずれにせよAuroraウォレットにEthereumからブリッジして入金するときにはガス代(ETH)がかかるので注意(のちほど解説)

DApps

Aurora Networkはまだ新しいブロックチェーンなのでそこまで多くのDAppsはありません。

ですがDEXからYield FarmingやNFTまでいろんなプラットフォームが存在します ^^

AuroraのDApps

AuroraのDApps

Aurora Ecosystem Appsで公式が紹介しているのでおもしろそうなものがあるか見てみるといいかと思います ^^

僕が個人的に注目しているのは「Trisolaris」です。

このプロジェクトにはTerra/Lunaブロックチェーンの開発をしている「Terraform Labs」がインセンティブとして資金を提供しているため、ユーザーの増加・TVLの上昇・ボーナス報酬・TRIトークンの価格上昇などを期待してます(保証はできませんが・・・^^;)

Trisolarisについてはまた別の記事にしたいと思います ^^

Auroraの使い方

Auroraを使うためには

  • Aurora Networkに接続されたウォレット
  • ガス代のETH(始めたてのころは必要なし)
  • 運用トークン

が必要になります。Auroraのウォレットと入金を順を追って解説します ^^

Auroraウォレットの準備

MetaMaskにAurora Networkを追加できます ^^

MetaMaskの「Add network」から以下の設定でAuroraを追加しましょう。

公式でも紹介しているので参考にどうぞ ^^

参考:公式ドキュメント

ウォレットへの入金

ウォレットにガス代として必要となるETHやERC20対応のトークンを入金するためにはブリッジングする必要があります。

いまのところ使えるブリッジツールやトークンは限られていて、公式でも紹介している「Rainbow Bridge」を使うことで入金できます。

今回は「USDT」をEthereumからAuroraへブリッジしてみました。

以上が「Rainbow Bridge」をつかった「USDT」の「Ethereum -> Aurora」へのブリッジの方法となります。

これでとりあえずAuroraウォレットにUSDTが準備できました。

あとはDEXでUSDTを好きなトークンにスワップしてファーミングするなりNFTを買うなりできます ^^

ガス代が無料な間はいいですが、必要になるまえに少しだけETHにスワップしておくのもいいかと思います ^^/

ちなみにこのRainbow Bridgeですが、現状ではEthereumもしくはNearからしかブリッジできません・・・Nearからのブリッジはまた今度記事にしようかと思います ^^/

わからないことがあればとりあえず公式のヘルプページがあるので参考までに

参考:Aurora Help

まとめ

今回は「Aurora Newtork」についての紹介とウォレットと資金の準備のしかたを解説しました。

まだ新しいブロックチェーンなのであまり情報がなく、資金をAuroraウォレットに移動するためにはEthereumからブリッジする必要があるのがネックです(ブリッジするまでにかかるコストが高い・・・)

が、どうやら「Allbridge」がTerraとAuroraのブリッジングをできるようにしてくれたようです。

参考:Allbridge Launches the First Bridge Between Aurora and Terra

Allbridgeについてはこのブログでも紹介しているので使い方を知りたい人は参考にしてみてください(Allbridgeの見た目が変わってますが使い方はほぼ同じです)

参考:MATICからSolanaネットワークへ送金する方法

Auroraはこれからどうなるかわかりませんが、インセンティブがある間は続けてみようかと思っています ^^ この記事が誰かの参考になれば嬉しい限りです ^^/


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