先月に急騰して注目されはじめているWAVESブロックチェーン。
ファウンダーがウクライナの人ということでタイミング的にもいろいろと思うところがあります・・・
それはそれとして、今回はそのWAVESについての紹介とDeFiの始め方について解説していきます ^^/
- WAVESの紹介
- WAVESブロックチェーンの使い方
- WAVESのウォレットのインストールと入金
これらについて書いていきます。まだ使い始めたばかりなので調べつつ学びつつ解説していきます ^^
WAVESとは
WAVESはロシアで2016年からはじまったプロジェクトで、Waves Enterprise社によって開発されています。
WAVESは開発者が新しいトークンの発行をしてWAVESブロックチェーン上で運用できるようにすることを目的にしています。
2018年からはスマートコントラクトの実装で誰でもDecentralized Applications (DApps)を開発できるようにアップグレードされました。
現在でもアップグレードが進んでおり、2022中旬ごろまではWAVES 1 -> 2 への移行が進行中です。・
アップデートの内容は
- EVM対応
- DAOと分散化
- クロスチェーンブリッジ
- メタバース
- アメリカの企業とAcceleratorプログラム
などがロードマップで公開されています。
詳しくはドキュメントを参考にしてください ^^
WAVESの特徴
WAVESブロックチェーンの特徴として以下の3つについて解説します ^^
- コンセンサスメカニズム
- ガス代
- USDNとWAVES
ではさっそく見ていきましょう ^^/
コンセンサスメカニズム
WAVESは「Leased Proof of Stake」というコンセンサスメカニズムを採用しており、WAVESを貸し出してステーキングすることで配当をエアドロップとしてもらえるようになっています。
WAVESトークンを貸し出すときには相手(ノード)を選ぶ必要があり、ノードがブロックの生成をして承認されると報酬が発生します。
そのときにトークンを貸し出していれば、その分の%をもとに報酬の一部を受け取ることができます。
ガス代
WAVESブロックチェーンのガス代はなんと定額制 ^^
用途によって2つのガス代が設定されています。
用途 | ガス代 |
---|---|
送金 | 0.001 WAVES |
スマートコントラクトトランザクション | 0.005 WAVES |
現在はWAVESの価格が$50くらいになってますが、それぞれ$0.05と$0.25となりやすいですね ^^/
定額と言ってもWAVESの価格が上がればそれだけ$換算でガス代が高くなるので将来的にどうなるかという懸念もありますが・・・^^;
USDNとWAVES
USDN (Neutrino USD)はアルゴリズミックステーブルコインで、WAVESを担保にすることでUS$1にペグされています。
「USDNとWAVES」の仕組みはTerraブロックチェーンの「USTとLUNA」と似ているので個人的に注目してます ^^
USDNのペグをチェックしてみると
少し粗さがありますがおおむね±2%くらいを推移しています。アルゴリズミックステーブルコインはまだまだ発展途上なので過度の信用はしないようにしましょう ^^;
UST-LUNAと同じように、より多くのUSDNが使われるほどWAVESの価格が上がっていく要因になるので、新たなアルゴリズミックステーブルコインとして普及していくとWAVESにもより価値がつく可能性があります。
ちなみにこのUSDNがロシアルーブルの暴落に対するヘッジとして人気になり、結果としてWAVESの価格が高騰した・・・と考えられているみたいです ^^
WAVESの始め方
WAVESでDeFiを始めるためには以下の手順が必要になります
- ウォレットのインストール
- ウォレットへの入金
- トークンスワップ
実際にやりながら解説していきます ^^
ウォレットのインストール
WAVESを使うためにはウォレットが必要で、今回は「Waves Keeper」というDeFiウォレットを使います ^^
WAVES公式も紹介しているウォレットです :)
🔷Waves Keeper is one of the safeguards during your journey in the #Waves ecosystem! The developer team has rolled out a new update focused on user convenience and access restoring options.
— Waves 🌊 (1 ➝ 2) (@wavesprotocol) December 2, 2021
Try out the new features and leave us your feedback! https://t.co/Ov1YmW3aTx
インストールの手順は以下のとおりです
- Waves KeeperをChrome系のブラウザーにインストール
- アカウントの作成
- Seed Phrasesを保管
MetaMaskとほぼ同じなので難しくはないはずです ^^ 以下スクショになります。
Waves Keeperを起動
パスワードをつくる
アカウントをつくる
アバターの選択
アカウントに名前をつける
Seed Phrasesを保管する(失くさない&シェアしないように ^^;)
ウォレットとアカウントの作成が完了
次にガス代として必要なWAVESトークンを入金します ^^/
ウォレットへの入金
WAVESをウォレットに入金する方法としては「仮想通貨取引所から送る」と「クロスチェーンブリッジ」の方法があります。
今回は取引所から送る方法でやってみます ^^ 手順は
- BinanceでWAVESを購入
- BinanceからWAVESをWaves Keeperへ送金
- WAVESを選択
- Waves Keeperのアドレスをコピペ
- WAVESネットワークが自動選択される
- 送金したい量を指定して送金
シンプルです。ほかのトークンやブロックチェーンの場合と同じ要領なので難しくないはずです ^^ 一応スクショ載せておきます
手数料が安くて送金も速かったので安心しました ^^
ステーブルコインを直接Waves Keeperに送ろうとしましたが、対応していなかったので一旦BinanceでWAVESにしてWaves Keeperに送ってからステーブルコインにスワップしていきます ^^
トークンスワップ
トークンをスワップするためにはDEXを使う必要があります。
が、Waves Keeperの中でもスワップすることが可能なので今回はそれで行こうと思います ^^/ 手順は
- Waves Keeperを起動
- 「Swap」ボタンをクリック
- スワップしたいトークンと量を指定
- スワップする
以下スクショになります
かなりシンプルでTerraブロックチェーンのTerra Stationウォレットに似てますね ^^
ちなみにWaves Keeper内でのスワップは「Swop.fi」を使っているとのことです。
トランザクションについてはWaves Explorerで確認できます。
スワップするときに気づいたことがいくつかありました
- スワップするときのSlippageは0.1%に設定してもちゃんと通るっぽい
- Price Impactはなぜか高く表示されてるときがあるが実際にはかなり低かった
が、あくまで自己責任でお願いします ^^;
まとめ
この記事では最近調子の良いWAVESについての紹介とDeFiのはじめ方について解説しました ^^
内容をまとめると
- WAVESはロシアで2016年から開発が始まった
- 誰でもトークンをつくりWAVESブロックチェーンで運用できるようにするプロジェクト
- 2022年にバージョン2に移行中
- 「Leased Proof of Stake」を採用している
- ガス代が0.001か0.005WAVESで固定されている
- ステーブルコインUSDN (Neutrino USD)がWAVESによって担保されている
- Waves KeeperでWAVESブロックチェーンでのDeFiを使うことができる
今回WAVESブロックチェーンとWaves Keeperを使ってみた感想ですが、トランザクションが速くてガス代安い、そしてシンプルで使いやすかったです ^^/
MetaMaskを使ったことがあるなら簡単に始められると思います ^^
次回は僕がWAVESを使うことを決めた理由である「Vires Finance」について紹介したいと思います。
それではよいDeFiライフを ^^/
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