マニラの生活費と節約のコツ【海外ノマドのDeFi生活】

Sunday, July 24, 2022

5月の下旬から7月まで2ヶ月ほどフィリピンのマニラにてノマド生活をしてみました ^^/

  • マニラはノマドにおすすめなのか
  • 生活費はどれくらいかかるのか
  • 生活の知恵や気をつけるべきこと
  • 節約するためのコツ

などを書いていこうと思います ^^

1個人の経験にすぎませんが、マニラでノマドしてみたいという人はぜひ参考にしてください (^^)

マニラでの生活費

結果からいうと1ヶ月あたり「$620 (77,000円)」の生活費になりました。

物価高が続いている中でこれは悪くないかと思います ^^

DeFiからの収入は$650ほどだったのでちょっとだけ余裕を残しての生活となりました

参考:

1ヶ月あたりの生活費の内訳は以下のようになりました ^^/

内訳支出
住居費32,400円
交通費500円
飲食費35,600円
雑費1,600円
通信費600円
保険6,300円
合計77,000円

日々の出費をチャートにすると↓のようになります

補足:

  • 予算は月ごとに前月の収入をもとにして設定
  • “travel” = 旅行・観光費(フライト・交通費・ビザなど)は貯金から支払い
  • 通貨はAUD

ここからは生活費の内訳を詳しくみながらノマドのしやすさや節約のしかたなどについて書いていきます ^^

住居費

マニラではバックパッカーとAirbnbで見つけたホテル(?)に滞在し、1ヶ月で「32,400円」となりました。内訳は

滞在先出費
バックパッカー (Makati)2,300円/日
ホテル (Pasay)1,200円/日
ホテル (Metro Manila)700円/日

マニラは6ヶ月未満の短期での滞在となると住居費は高くつきます。

タイのチェンマイのように1ヶ月単位ではコンドミニアムやアパートはなかなか貸してもらえないので、Airbnbやホテルを利用することになるでしょう・・・

そんな住居費を節約するためのコツですが、以下のようなことが考えられます

  • Airbnbは長期割や前日予約割を利用して大幅な節約ができる
  • MakatiやBCGなどの高価なエリアは避ける
  • シェアできるのであればコンドシェアなどを利用する

宿の探し方や節約のしかたについては下の記事でも解説してます ^^

もし割引きなどが利用できないと他の東南アジアの都市よりも高くなると思います。

宿の質と価格が悪いというか、安いところにするとけっこうキツイです(僕の場合は3つめの宿がおそらく限界レベルで質が低かった ^^;)

値段で判断するならば1泊で1,000円はしないとかなりヤバい事になりかねないので気をつけましょう ^^;

ちなみにマニラでは3ヶ所に滞在しましたが(Makati・Pasay・Metro Manila)それぞれ違いがあってなかなかおもしろかったです。

ノマド視点で特徴や感想をまとめてみると

エリア特徴・感想
Makati
  • きれいで安全だがすべての価格が高い
  • 外資系のチェーンやカフェが多い
  • ショッピンングモールやスーパーが多い
  • 多国籍のレストランがある
  • コンドミニアムが多い
Pasay
  • ローカル色が強い
  • ローカルの食べ物が多くて安い
  • 作業向きの店があまりない
  • ホテルが多い
  • LRTの近くは便利だがそれ以外は不便
Metro Manila
  • 大学周辺は安く食べられる店や作業向きのカフェが多い
  • ローカルの食べ物や学生向けの店が多くて安い
  • コワーキング(スタディ)スペースが多い
  • 全体的に安いが治安は少し悪い
  • スーパーやショッピングモールが少ないので自炊しづらい
Makatiでの部屋
Makatiでの部屋
Pasayでの部屋
Pasayでの部屋
Metro Manilaでの部屋
Metro Manilaでの部屋

マニラは治安がよく心配されますが、僕が滞在したエリアはそこまで危険ではない感じでした。

ただし大学周辺はスラムっぽいところや明らかにDemographyが変わる地域があるのでそういった場所には近づかないのがいいでしょう ^^;

生活していていくつか気をつける点をあげるとすれば

  • コンビニのドアを開けるかわりに金銭を要求してくる人がいる = 無視してOK
  • 貧困層の子供がうろついている = 目を合わせると寄ってきてたかられるので目を合わせない
  • カフェやファストフード店内に物乞いが入ってくる = Noの一点張りでOK
  • 道路や歩道はいろいろ落ちてるので要注意

まあ人それぞれ思うところはあるでしょうが、Makatiとか以外だとこういった状況が待っているので心に留めておくと良いかと思います ^^

交通費

交通費は「500円」と歩きやLRTがメインだったのでかなり安く済みました。

マニラでの移動にはいくつか選択肢があります

交通手段料金目安
Grab300~1,000円
ジプニー10円
LRT30~60円
MRT30~60円
バス30~50円

Grabは便利ですがほかと比べるとかなり高価なので普段使いには向かないかもしれません。

ジプニーはジープを改造した相乗りのミニバス的なもので一番安いです。ルートは決まっているので迷いにくいですが、お金を乗客がリレー方式で運転手に渡したり、降りるときに知らせる必要もあるのでちょっと面倒です ^^;

ジプニー(Source: Lawrence Ruiz)

ジプニー(Source: Lawrence Ruiz)

LRTは2本のラインがあり、料金が格安でエアコンもあるので個人的におすすめの交通手段です ^^

LRTの駅

LRTの駅

節約のコツ

  • Grabは観光地や空港などのアクセス以外は避けた方が無難
  • ジプニーは慣れれば使えるが安全性のリスクもあるので歩くのも選択肢に入れる
  • なるべくLRTやMRT沿いに滞在できれば交通費も安く抑えられる

飲食費

飲食代は合計で「35,600円」となりました ^^

外食とカフェ代で相変わらず高いですね ^^; マニラでの外食の目安は↓のような感じになります(物価高で去年より明らかに高くなってます・・・^^;)

外食値段
屋台150~400円
ローカルの安い店250~500円
ファストフード250~600円
レストラン700~1200円

フィリピンは外食が案外安くないです ^^; しかしそれよりも問題なのは栄養バランスでしょう。

基本的に野菜がない・・・野菜嫌いな僕でも心配になる程「米・肉・卵」みたいな感じでしたね ^^;

野菜は高価なのであまり食べられてないらしく、しかも加工食品がかなり多いです・・・スーパーの缶詰コーナーの品揃えはすごいことになってます ^^;

Arroz Ala Cubana(栄養的にはマシな方)
Arroz Ala Cubana(栄養的にはマシな方)
Pares Mami(安いが味は微妙)
Pares Mami(安いが味は微妙)
屋台のSisig(180円)
屋台のSisig(180円)
米・肉・卵 ^^;
米・肉・卵 ^^;
やはりフムスは美味い ^^
やはりフムスは美味い ^^

続いてカフェ等の相場をまとめました

カフェの種類値段
ローカル系カフェ150~250円
外資系カフェ300~500円
バブルティー200~350円

マニラにはカフェが少ないです ^^; そして外資系のカフェとなると値段もめちゃ高いです・・・なのでカフェで仕事するノマドには辛いです T_T

Pasayにいたときはファストフード店で仕事したり、バブルティーショップで作業してました。そしてたまに外資系のカフェで作業する、という感じでコストを抑えてました。

ローカルのカフェもあるにはありますが作業向きでなかったり、水みたいなコーヒーがでてくるのでおすすめはしません ^^;

Coffee Project(高いけど作業向き)
Coffee Project(高いけど作業向き)
バブルティー系だが作業向きの店
バブルティー系だが作業向きの店
Tim Hortonsは外資系でも安め
Tim Hortonsは外資系でも安め
Macao Imperial Teaも作業しやすい
Macao Imperial Teaも作業しやすい
個室があるカフェ(?)もある
個室があるカフェ(?)もある

節約のコツ

  • たまに屋台を利用すれば節約になるが栄養には気をつける必要あり
  • デリバリーは高いのでおすすめしない
  • ショッピングモールのフードコートは安くて衛生的なので利用価値大
  • カフェで作業しなくて済むようなコンドミニアムに住むほうが安くなるかも
  • 下手なカフェに行くよりもコワーキングスペースのほうが安くて捗る
  • カフェに行くならブラックコーヒーが安い

雑費

雑費に関しては「1600円」の出費でした。

主に洗濯とコワーキングスペースでの出費です ^^

Metro Manila(University of Santo Tomas周辺)にはコワーキングスペースがいくつかあり、値段もカフェに比べて手頃だったので何度か利用しました。

コワーキングスペースを利用する利点はいくつかあります

  • コーヒーやお茶が飲み放題
  • 作業しやすい椅子やテーブル
  • エアコン
  • 制限時間ありでも長くいられる
  • 経費になる(要確認)

マニラのようにカフェが高いのであればコワーキングスペースのほうが費用対効果はたかくなるでしょう ^^

ちなみに僕が利用したコワーキングスペースの相場は

利用時間値段
4時間350~500円
1日850~1,000円
1週間3,500~5,000円
1ヶ月10,000~15,000円

多くのコワーキングスペースが廃業してたので選択肢は少なかったんですが、おすすめは「Mind Zone」と「Home Room Co-Working & Study Lounge」の2つです。

Mind Zone

Mind Zoneの雰囲気 (Source: Mind Zone)

スタバみたいなカフェでも4時間くらいの作業が限度なので、それを考えると同じような出費でより集中できる環境で作業できます ^^

なので普段カフェで作業する人はマニラではコワーキングスペースを利用するのもアリかと思いますよ ^^/

ノマドの作業場についてのおすすめや条件などは↓の記事でまとめているので参考にどうぞ ^^

海外デジタルノマドの作業に向いている場所:工夫して条件緩和しよう

通信費

通信費は現地のSIMを買って「600円」でした ^^

かなり安いですが、今回はホテルや店でのWiFiを最大限使って節約してみました ^^

ネットのスピードはまちまちでしたがビルの奥まったところにいかなければ基本的にはあまりストレスを感じませんでしたが、ショッピングモールやカフェなどは場所によってかなり遅いのでやはり現地SIMは必須かと思います。

今回は「Globe」と「Smart」の2つのプリペイドSIMを使いましたが、どちらも通信状況は良くてWiFiよりも快適かつ安定したネット環境になりました。

節約のコツ

  • 現地のSIMを使ってテザリング
  • データを節約するためにも動画などはWiFi利用時にだけみる

海外ノマドのネット環境については現地SIM+アンロックスマホが最強です ^^ ↓の記事で解説してるのでまだやったことがない人は読んでみてください。

海外デジタルノマドは無料WiFiより現地SIM+アンロックスマホ

保険料

保険料は「6,300円」となりました ^^

ノマド保険の「SafetWing」を相変わらず使い続けています ^^

今はCOVID保険もついているので、やはりこれがノマドにとって一番便利で安くできる保険かなと思いいます。

海外ノマドの保険については下の記事で解説しているので気になる人は参考にしてください ^^/

海外デジタルノマドの保険の選択肢・健康と旅行リスクをカバーせよ

まとめ

フィリピンのマニラは今回が初で、治安の問題などいろいろと言われているので警戒してました ^^;

ですが思っていたよりも安全でカンボジアのプノンペンよりはかなりマシ、という印象です ^^

とはいえノマドにとって良い街かと聞かれると以下の理由からおすすめ上位にはこないでしょう

  • タイやマレーシアと比べると物価が高い(ホテル・外食・カフェ・SIMなど)
  • 作業できる場所が限られる
  • 外食にすると栄養バランスがかなり悪くなる

住む地区によってもだいぶ印象が変わるのがマニラかなとも思います。例えばMakatiとUST周辺ではかなり違った生活環境になるのでどこに住むかはけっこう重要です。

とはいえ現地には基本的に気さくな人が多くて英語が話せる点もあいまって人と交流するのが好きな人にはおもしろいと思います ^^

僕自身もAirbnbで知り合った現地の人と話したり出かけたりして良い経験になりました ^^


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