DeFiを使うにあたって必要なツールがいくつかります。さらにDeFiをさわっていくうちに「こんなツールないかな〜」と思うようになります(よね?) ^^
この記事では僕が今まで使ってきたツールを目的別に紹介していきます。
ツールごとの有用性と比較ができるように「ツールに求められる機能」を目的別にまとめて書いていこうと思います。
目的別に包括的にDeFiツールを紹介している情報があまり見当たらなかったので、この記事が参考になれば幸いです ^^/
DeFiに必要・役立つツール
これから紹介するツールを目的別にまとめておきました。
それぞれの比較や欲しい機能への対応などはそれぞれのセクションにて解説していきます ^^
お役立ちリンク
DeFiプラットフォーム探し
クロスチェーンブリッジ
価格チャート
ウォレット・アセット管理
スキャム・リスク調査
トランザクション履歴
気になるツールはあったでしょうか?
ではもっと詳しくみていきましょう ^^/
ウォレット
DeFiを使うにあたり必須のツールが「ウォレット」です ^^
DeFiウォレットにはPCやスマホで使える「ソフトウェアウォレット」と物理的なデバイスとして使う「ハードウェアウォレット」があります。
ここでは「ソフトウェアウォレット」を紹介します ^^
求める機能としては
- 使いたいブロックチェーン(Ethereum・Solanaなど)に接続できること
- 使いたいDeFiプラットフォーム(AAVE・PancakeSwapなど)に接続できること
- デザインがわかりやすく使いやすいこと
- セキュリティがしっかりしていること
- PCとスマホ両方に対応していること
などでしょうか ^^
いくつかのウォレットとこれらの機能への対応をまとめてみました ^^
ウォレット | ブロックチェーンへの対応 | プラットフォームへの対応 | 使いやすさ | セキュリティ | PCとスマホ対応 |
---|---|---|---|---|---|
MetaMask | 主要なブロックチェーンほぼすべてに対応 | ほぼすべてのプラットフォームに対応 | あまりよくないが慣れれば使いやすい | ユーザーが多いので狙われやすい | 両方に対応 |
TrustWallet | 主要なブロックチェーンほぼすべてに対応 | 主要なプラトフォームに対応 | クセがある | スマホアプリなので安全(かも) | スマホのみ |
Phantom | Solana専用 | Solanaのプラットフォームすべてに対応 | MetaMaskに似ている | Solanaのウォレットとして定評がある | PCのみ |
Terra Station | Terra専用 | Terraのプラットフォームすべてに対応 | MetaMaskよりシンプル | Terraの公式ウォレットなので信じるしかない | 両方に対応 |
とりあえずMetaMaskをもっておけば大丈夫でしょう。あとはSolanaのためにPhantomを、TerraのためにTerra Stationをインストールすればほとんどの主要ブロックチェーンは使えるようになるはずです ^^
セキュリティに関してはシードフレーズやパスワードを絶対にシェアしたりDeFiプラットフォームで入力するように言われても絶対にしないこと(聞かれたらスキャムです^^;)。
あとスマホもしくはPCに対応していないはずなのにGoogle PlayやApple Storeで見かけたら偽物なので絶対に使わないようにしましょう >_< 以前は(今もですが)MetaMaskの偽物が出回って詐欺被害がひろまっていたそうです ^^;
ウォレットに関していくつか記事を書いているので参考にどうぞ
- MetaMaskへの入金と使い方|PancakeSwapで収入源をつくる
- Terra Station WalletでTerraブロックチェーンDeFiを始めよう
- Binance公式のTrustWalletでDeFiとステーキング
- SolanaウォレットPhantomとCrypto.comで始めるDeFi
ウォレット・アセット管理
DeFiでは複数のウォレットに資産を分散することでリスク分散できます。
が、ウォレットが増えてくるとどこになんのトークンをいくら入れていたかわけがわからなくなります T_T
そこで役に立つのがウォレットとアセットを管理できるツールです ^^
できると便利な機能は
- 複数のウォレットの登録と一括管理
- 取引所ウォレットの対応
- ブロックチェーンの対応
- 時間軸での管理や履歴の表示
- ステーキング・ファーミングなどで流動性プールにある資産の表示
これらに対応してくれれば「資産が全体で増えているのか」「どの投資のパフォーマンスがいいのか」というような疑問に答えられるようになるはずです ^^
ツール | 複数ウォレット管理 | 取引所ウォレット対応 | 対応ブロックチェーンの種類 | プールにあるトークン |
---|---|---|---|---|
DeBank | 不可 | 可 | 多い | 表示可 |
Zerion | 可 | 可 | 多い | 非対応 |
Zapper | 可 | 可 | 多い | 表示可 |
それぞれ強み弱みありますが、現時点では「Zapper」が一番いいのかな〜と思います。
それでも不足している機能があるので、個人的にさらに導入して欲しい機能(SolanaとTerra対応、Collateral Ratio表示とか)なんかもあります。
いずれにせよこれらのツールを使えばかなり資産管理がしやすくなるはずです ^^/
DeFiプラットフォーム探し
「もっとAPYが高いとこないかな〜」とか「ユーザーの多いプラットフォームどこかな〜」などと考えている人へ、DeFiプラットフォームを種類やブロックチェーン別に探すことができるツールを紹介します。
機能としては
- 知らないブロックチェーンを見つける
- ブロックチェーンごとのプラットフォームを見つける
- プラットフォームのタイプ(DEX・レンディングなど)で探せる
- プラットフォームをTVLを比較できる
というようなことができれば次に資金をツッコんでみたいプラットフォームを見つける役に立つと思います ^^ そこで紹介しておきたいのが下の2つ。
ツール | ブロックチェーンの発見 | ブロックチェーンごとのプラットフォーム | プラットフォームのタイプ | TVLを比較 |
---|---|---|---|---|
DeFi llama | ブロックチェーン多数掲載 | フィルター有り | タイプ別に検索可 | 可能 |
DApps Radar | ブロックチェーン多数掲載(DeFi llamaより少ない) | フィルター有り | タイプ別に検索可(NFTやGameFiもある) | 可能 |
とりあえず「DeFi llama」をみてみればマイナーな聞いたことのないようなブロックチェーンまで見つけることができます。
そしてそれらのDeFiプラットフォームも探せるので、あとは実際にプラットフォームを見てみたり、開発やコミュニティなどの様子をみて資金を入れるかどうか判断するのが良いと思います ^^
ただしこれらのツールに掲載されているからといって油断しているとスキャム被害に遭うかもしれないので無闇に飛びつかないように注意したいところです ^^;
クロスチェーンブリッジ
「BSCにあるUSDTをAvalancheに送りたい・・・」というようにブロックチェーンをまたいで送金するためには「クロスチェーンブリッジ」を使う必要があります ^^/
ブリッジングツールに求める機能としては
- 対応しているブロックチェーンが多いこと
- ブリッジできるトークンの種類が多いこと
- わかりやすく使いやすいこと
- ブリッジが高速なこと
こんな感じでしょうか。ではいくつかのツールを紹介していきます ^^
ツール | 対応するブロックチェーンの数 | 対応するトークンの種類 | 使いやすさ | スピード |
---|---|---|---|---|
AnySwap | おそらく最も種類が多い | おそらく最も種類が多い | シンプルでわかりやすい | 速い |
Evo DeFi | 主要なものの多くが対応している | 主にステーブルコイン? | シンプルでわかりやすい | 速い |
Allbridge | 主要なものの多くが対応している | 限られているがステーブルコインだけではない | ステップが多い | やや遅い |
Terra Bridge | 多くはないがTerraを使う場合には役立つ | Terraのトークン(実質USTのみ?) | シンプルでわかりやすい | 速い |
Horizon by Harmony | 少ないがHarmonyを使う場合には役立つ | ONEもしくはETHかBSC対応のトークン | 少しわかりにくい | やや遅い |
それぞれの評価にはわたしの個人的な見解が含まれますのでご注意を ^^;
このようにいくつかツールがあるんですが、いかんせん対応しているブロックチェーンのペアと扱えるトークンがバラバラなんですよね ^^;
なのである程度頭に入れておかないと「USDTにしてSolanaにブリッジしよう」と思っても「あれ、USDT送れないじゃん」とあとで気づくことがあります(ありました😠)
なのでコツとしては
- まずは対応しているブロックチェーンが多いツール「AnySwap」などを調べる
- 先にどのツールでどのトークンをブリッジできるか確認してからトークンを準備する
というようにすると良いかと思います ^^/
いくつか参考記事もはっておきます ^^
- MATICからSolanaネットワークへ送金する方法
- 【DeFi】Terra StationウォレットにUSTを送金する手順
- 初めてのHarmony|DeFi Kingdomsでゲームしながら資産運用する
- Allbridgeでのトラブルシューティング|Cross-chain Bridge
価格チャート
仮想通貨は価格のジェットコースターを楽しむもの・・・というわけですでに知っている人も多いと思いますがトークン価格やチャートを調べるのに役立つツールを紹介します ^^
機能的に欲しいものは
- 登録された仮想通貨の種類が多い
- 草コインを調べられる
- 過去チャートで価格推移を調べられる
- トークンアドレスがわかる
- トークンをお気に入り登録できる
くらいは欲しいところです。そこで有用なツールが以下の4つ ^^
ツール | 仮想通貨の種類 | 草コインの検索 | 価格推移 | トークンアドレス | お気に入り登録 |
---|---|---|---|---|---|
CoinGecko | 12000種類くらい | 可能 | チャートあり | アドレス確認可能 | 可能 |
CoinMarketCap | 8600種類くらい | 可能 | チャートあり | アドレス確認可能 | 可能 |
DEX Guru | ETH・BSC・MATIC・AVAX・FTM・Arbitrum・CELOならなんでも | 草の中の草コインも可能 | チャートあり | 自分で正しいアドレスを入力する必要あり | 可能 |
Poocoin Chart | BSC・MATIC・KuChainならなんでも | 草の中の草コインも可能 | チャートあり | 自分で正しいアドレスを入力する必要あり | 可能 |
とりあえず上の2つがあれば事足ります ^^ 価格のチェック以外にもいろんな機能があるのでおすすめ ^^
下の2つはいわゆる糞コインや魔界コインを調べるときなんかに使えます。コインの価格もそうですが、まずは正しいトークンのアドレスを入れないと同じ名前の偽物が大量にでてきます。よくわからんという人は手を出さないのが無難です ^^;
スキャム・リスク調査
DeFiでムシできないのがスキャムやリスクの調査です。
せっかく新しいDeFiプラットフォームを見つけてもなんだかあやしくて資金をぶっ込んで良いものか悩むのは日常茶飯事。
そんなときに役に立つのが以下のような機能をもったツール
- 第3者による監査
- コードやアルゴリズムの信頼性
- ラグプルの可能性
これらに対応できるツールが以下の2つ
正式なリスク調査ツールとしてはこの2つをあげましたが、もちろん他にも「開発者のプロフィール」「コミュニティの雰囲気」「マーケティング活動」「トークノミクス」などいろんな観点からリスクを測る必要があります。
関連する記事としてハッキング対策について書いているので興味があればご覧ください ^^
DeFiやブロックチェーンプロジェクトの監査機関はCertik以外にもありますが(Halbornなど)、Certikはメジャーでかつ監査の内容や評価もわかりやすく公開しているので「ツール」として使えるので紹介しました ^^/
トランザクション履歴
DeFiを使うにはトランザクションをいくつも実行していくことになります。
たとえば「DEXでUSDCとBNBスワップする」にしてもウォレットの接続・トークンの承認・ガス代の支払い・スワップの承認などのトランザクションが行われます。
そしてまれにトランザクションが完了しなかったり、スワップしたのに交換されないといったもどかしい事態になります ^^;
そこでトランザクションがどうなっているのか、ちゃんとプロセスされているのかの確認などができるツールが役に立ちます。
機能としては
- トランザクションID(ハッシュ)
- トークンID(アドレス)
- ノードID(ウォレットアドレス)
- トランザクションステータス
- トランザクション日時
あたりがわかるようであれば役に立つはずです。というよりこれらが確認できるツールを紹介します ^^
ツール | 対応ブロックチェーン |
---|---|
EtherScan | Ethereum |
BSCScan | Binance Smart Chain |
PolygonScan | Polygon (MATIC) |
FTMScan | Fantom |
SolScan | Solana |
Terra Finder | Terra (Luna) |
AvaScan | Avalanche |
Harmony Block Explorer | Harmony (ONE) |
Cronos Explorer | Cronos |
ちょっと高度になるので別の記事にて「どんな問題を解決するのに使うのか」と「ツールの使い方」について書いていこうと思います。
まとめ
今回の記事ではDeFiのお役立ちツールについて用途別に紹介しました。
紹介したツールは見つけやすいようにブログの横(スマホなら下)のほうにもリンクを貼っておきますので、気になってものをチェックしてみてください。
ここで紹介していないツールもたくさなるので、いいものを見つけしだい追加していきたいと思います ^^
以上、この記事が参考になれば嬉しい限りデス ^^/
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