- DeFiアグリゲーターってなんぞや?
- ファーミングしてるけど毎日手動でやるのに疲れた
- もっと高い利回りで運用したい
というようなことを考えている人はDeFiアグリゲーター (Aggregator) について知っておくといいですよ ^^/
DeFiのプラットフォームにはレンディングやらファーミングやらありますが、アグリゲーターというものはいわゆる外部にあるLPにステーキングして自動運用することで利益を最大化するプラットフォームです ^^
今回はこのDeFiアグリゲーターの仕組み・特徴・稼ぎ方について記事にしていきます ^^/
DeFiアグリゲーターとは
DeFiアグリゲーターは外部サイトのLPにトークンをステーキングして自動で再投資してくれるプラットフォームです。
自動で運用利益を最大化できるようなアルゴリズムが使用されているので手動でやるよりも効率よく報酬を回収できます ^^
「一番いいのを頼む」をできるのがDeFiアグリゲーターです ^^
ある意味コピートレーディングのようなもので、利益をだせるファーミングのしかたをLPとして用意してくれているので、ユーザーはそのLPにステーキングすることであとは自動でやってくれます。
DeFiアグリゲーターの仕組み
アグリゲーターの基本的な仕組みは
- LPトークンをプールにステーキングする
- 報酬を回収する
- 報酬のトークンをスワップしてLPトークンをつくる
- LPトークンをステーキング(再投資)する
なので手動でやれば同じ結果が得られるわけですが10秒単位とかで報酬の回収やスワップをするのは不可能なので基本的にはアグリゲーターをアウトパフォームするのは難しいでしょう ^^;
一見するとLPにステーキングしているだけですが、裏ではアルゴリズムが自動的に↑のステップをやってくれています。ようは自動複利運用ですね ^^
たとえば「Beefy Finance」はいくつものLiquidity Pool (LP)があり、それぞれが別のプラットフォームで資金を自動で運用して、その利益を回収してくれます。
なのでBeefy Financeはあくまで投資信託やファンドマネージャーのような存在で、実際には僕らの資金は別のところにファーミングされているというわけです。
本家のAPYよりもBeefyのほうがAPYが高いですよね?これがアグリゲーターによる仕業です ^^
アグリゲーターの利点と欠点
利益を最大化してくれるDeFiアグリゲーター最高・・・という感じですがもちろん利点と欠点の両方あります ^^;
DeFiアグリゲーターが自分のスタイルにあっているかどうか判断するためにもさらっと読んでいってください ^^/
利点
- 報酬を最大化できる
- 自動化によって作業時間を減らせる
- 新しいファーミング先を見つけられる
- ステーキング先のプラットフォームを自分でつかう必要がない
報酬を最大化できる
ファーミングではトークン価格・ガス代・金利・スリッページなどが常に変動していますが、DeFiアグリゲーターは一番いいのを見つけて運用してくれます。必ず一番いいとは保証されていませんが、自力でやっても再現しきれないような利益率の高い運用を実現してくれます ^^
自動化によって作業時間を減らせる
自動でファーミングをしてくれるので、ステーキング・報酬回収・LP供給などの作業を自動でやってくれます。とくにガス代が安いブロックチェーンでは報酬の回収をこまめにやった方がAPYが高くなります。そしてなによりわざわざ手動でやらなくていいぶん、自由な時間ができるのが大きな利点です ^^/
新しいファーミング先を見つけられる
地味にうれしいのがステーキング先を見れば今まで知らなかったプラットフォームを見つけることができるという点です。毎日APYの高いプラットフォームがないか調べるのに疲れたという人はアグリゲーターのLPだけチェックするのもいいかもしれません ^^
ステーキング先のプラットフォームを自分でつかう必要がない
いちいち新しいプラットフォームの使い方を学ばなくて済むので学習コストを下げられます。とはいえDue Delligenceは忘れずに ^^; アグリゲータープラットフォームにあるLPだからといって安全なプロジェクトやスマートコントラクトであるとは限りませんよ ^^;
欠点
- 複数プラットフォームとスマートコントラクトを使うことでリスクが高まる
- 手数料がかさんで期待APYを達成できないこともある
リスクが高まる
アグリゲーターはどういった運用をしているのか裏側を詳細には教えてくれません ^^;
なので実際に真似しようと思ってもできないわけですが、問題は単純に1つのLPで回すのではなく複数のプラットフォームやLPで運用する場合です。
なぜかというと自分が知らないプラトフォームを裏で使っている場合にそのプラットフォームの安全性が定かではないからです ^^;
たとえばファンドマネージャーにお金を預けてよくわからない怪しいところで自分の資金を運用されたらなんかイヤですよね?
最悪の場合には裏で使っていたプラットフォームがハッキングされたりラグプルされたりして資金が消えることもあり得ます ^^;
基本的な安全対策をしつつも、DeFiアグリゲーターを使う場合には高いAPYの代償としてそういったリスクがあるということを頭に入れておきましょう ^^/
手数料がかさむ
裏では人のお金で何度もスワップしてます ^^
その際に手数料がかかるので、スワップが多ければどんどん手数料がかさんでいきます。
なのでAPY300%!なんていっても実際に計算してみると50%だったとかは意外とあります ^^;
なので過度な期待はせずに様子を見ながら続けるかどうか判断していくといいのではないかと。
各ブロックチェーンのアグリゲーター
今ではいろんなブロックチェーンがありますが、それぞれには代表的なDeFiアグリゲーターがあります。
DeFiアグリゲーターとしては以下のようなプラットフォームが人気です ^^
- Convex Finance (ETH)
- Yearn Finance (ETH FTM)
- Rari Capital (ETH)
- Beefy Finance (ETH BSC MATIC FTM AVAX ONE CRONOS, etc)
- Alpha Finance (ETH AVAX)
- Autofarm (BSC MATIC AVAX FTM CRONOS, etc)
- Spectrum Protocol (TERRA)
参考:
1つのブロックチェーンにしか対応していないものが多い中、Beefy FinanceとAutofarmは多くのネットワークに対応しているので便利です ^^
自分が使っているネットワークで信用できそうなものを使っていきましょう ^^/
アグリゲーターの使い方
DeFiアグリゲーターの使い方について詳しくはウシノミクス(Beefy Finance)でDeFiの利益を最大化しようの記事で解説しているので、ここでは簡潔にいきます ^^
AvalancheのBeefy Financeを使ってTraderJoeのUST-AVAXペアでファーミングするとします。MetaMaskのブロックチェーンの追加方法がわからん、という人はMetaMaskへの入金と使い方|PancakeSwapで収入源をつくるにて解説しているので参考にしてね ^^
手順は
- Beefy FinanceでMetaMaskをAvalanche Networkにして接続
- UST-AVAXのペアをさがす
- 「Buy Token」をクリックする
- TraderJoeにてUSTとAVAXを準備する
- TraderJoeの「Pool」でUST-AVAXプールをクリック
- USTとAVAXでLPトークンをつくって供給する
- Beefy Financeに戻ってLPトークンをステーキングする
以下スクショになります ^^/
Beefy FinanceのAVAXネットワークでUST-AVAXペアをさがす
Buy TokenをクリックするとTraderJoeに移動するのでトークンを準備する
PoolにてUST-AVAXをクリック
UST-AVAXを供給する
Beefy FinanceにもどりUST-AVAXのLPトークンをステーキングする
ほかのファーミングプールやブロックチェーンでも使い方は同じです。
LPトークンの作成と供給のしかた(UI)がプラットフォームによってビミョーに違うかもしれませんが、基本的な流れは一緒です ^^
Beefy FinanceのようなアグリゲーターにLPトークンをステーキングすることで、あとは自動で複利運用してくれます。
まとめ
今回はDeFiアグリゲーターの仕組みや特徴について解説しました ^^
ファーミングAPYに満足できない人はアグリゲートして運用すると砲手を増やせる可能性が高まります。が、リスクもしっかりと考えて使っていきましょう ^^;
数千万%や数億%のAPYもあったりしますが、まあ少額でやってみれば何が起こるかわかるでしょう ^^ 十中八九トークンの価値が暴落して報酬はおろか原資まで失うことにつながります ^^;
このあたりは経験やトークノミクスの理解が重要になります。僕もまだまだ勉強中ですがこのブログで参考になる記事を書いていければと思っております ^^/
それでは今日もDeFiで稼いでいきましょう ^^
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